坂の街

  • 2016.04.03 Sunday
  • 22:45
 4月2日
「7つの丘」と呼ばれる坂の多いリスボン、今日はケーブルカーに乗って「サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台」へ。
 ケーブルカーは結構、急な斜面を、ガタゴト、力強く登って行く。
 
 
 終点が展望台の公園だ。
 公園からは、昨日行ったサン・ジョルジェ城が丘の上に見える。


 帰りはのんびり石畳の下り坂を降りながら、街並みを楽しむ。


 散策はとても楽しいが、石畳の坂道は結構足に堪える。ケーブルカー、バス、路面電車、トゥクトゥクにゴーカート、果てはセグウェイまで、様々な移動手段があるのも、頷ける。
 バイロ・アルト、バイシャ、アルファマの3つの地区を結ぶ市電28番に乗ることにした。


 坂を登ったり、下ったり、急ブレーキもありの路面電車、手すりにつかまっていても、揺れが激しくて、頭を窓にゴツンとぶつけてしまうくらいだ。

 サンタ・クララ広場では火曜日と土曜日に「泥棒市」が開かれる。ラッキーなことに今日は土曜日、行ってみよう!
 広場にはもうぎっしり、新しい物からアンティークまで露店が並んでいる。可愛いポルトガル陶器や、こちらの民芸品、コルクを使ったものなど、ついつい足を止め手に取ってしまう。広場から坂を下るにつれて、フリーマーケットの色が濃くなり、日用雑貨から、何処で拾って来たんだ?というような物まで、とにかく何でもござれ。
「泥棒市」だけにスリが居るのではと、ちょっと緊張しながらも、息子は木製の楯と剣を選び、私はガラス製のバターケースをたったの3ユーロでGETした。

 夫はその後立ち寄った「ファド博物館」で定員さんお勧めのCDを買った。
 ファドとはポルトガル語では運命、宿命という意味なのだそう。ギターで伴奏されるファドを、この博物館で初めて噛み締めて聴いてみた。歌詞の意味は理解できないけれど、なんだか人生の悲哀が胸に沁み込むような音楽だった。
 この国の音楽もまた、黄昏時の色をしている。

 昔から行ってみたかった国、ポルトガルは、思った以上に素朴で温かいところだった。
 控えめで、温もりのある、深く、優しい明るさ。
 
 アルコールの飲めない私、ポートワインを味わえなかったことが、ちょっと心残りだけど。
 それでも、やっぱり来て良かったな。


 

サン・ジョルジェ城

  • 2016.04.02 Saturday
  • 23:25
 昨日4月1日、オープンテラスで美味しいカキや魚料理をお昼に食べた後、リスボンの街を歩きながらサン・ジョルジェ城を目指すことにした。
 リスボンの街は坂の街、アップダウンの道を路面電車やトゥクトゥクが走る。
 



 買い物を楽しみながらお城を目指すが、この坂道に少々疲れ、せっかくなのでトゥクトゥクに乗ることにした。
 ドライバーのお姉さんは、お城に行くのを遠回りして、建物と建物の間の窓から景色を見せてくれた。



 「サン・ジョルジェ城」は古代ローマ時代に丘の上の要塞として建設された後、次々と居住者が変わり、現在は公園になっている。
 敷地内で一番最初に歓迎してくれたのはクジャクさん。羽を広げて「どう?」クルリと回ってポーズ、まるでモデルだね。


 ここからはリスボンの街が一番きれいに望めると大人気。特に夕刻が美しいとか。
 確かにリスボンには燦々と輝く太陽よりも、黄昏時が似合いそう。




お城の一番上に掲げられた国旗




 お店でポルトガルの陶器を買った。定員さんの年配の女性は愛想がいいとは言えないが、一つ一つ、本当に丁寧に包んでくれた。何だかその手つきを見ているだけで、十分な接客を受けたように思う。お金を払うと、横からおじさんがやって来て、息子にボールペンを差し出した。息子が困惑顔をしていると
「オブリガードって、言うことが大事なんだよ」
そう言って、ペンをプレゼントしてくれた。

 お料理から受けた個人的な印象は、華やかさに欠けるが、温もりがある。
 波打った坂道は、歩きづらいが味わいがある。
 人々は素朴で温かい。

 素敵なところだなぁ。
 


 

Belem

  • 2016.04.01 Friday
  • 23:57
 今日は朝から列車に乗ってベレン地区へ。
 駅を降りるとすぐ、テージョ川沿いに建つ「発見のモニュメント」が見えたので、それを目指して歩く。


 ヨットの向こう側に見える「発見のモニュメント」

 このモニュメントは1960年にエンリケ航海王子の500回忌を記念に建てられたものだ。

 先頭はもちろんエンリケ王子、3番目はインド航路を開拓したヴァスコ・ダ・ガマ、その他世界一周したマゼランや、イエズス会宣教師のザビエルなど大航海時代を切り開いた偉人達が並ぶ。
 モニュメントの中のエレベーターに乗って屋上へ上がると、これから行く「ベレンの塔」やジェロニモス修道院などが望めた。


 屋上から見たジェロニモス修道院。

 「ベルンの塔」は1515年マヌエル1世の命を受け、河口を守る要塞として1520年に完成した。後に税関や灯台の役目も果たしたそうだ。
 外観はあまりに優雅で、要塞のイメージとはちょっと違う。


 中は細い螺旋階段で各階を見学することができる。1階は司令官の間、2階は国王の間、3階は謁見の間、4階は礼拝堂。


 テラスから見上げた塔。真っ青なテージョ川と空がこの白い塔を際立たせ、一層気高く見える。

 
 チビ助は、ここでしばらく貝を拾って遊んだよ。

 ジェロニモス修道院に行く前に、小腹が空いたので、ここで有名なお菓子を食べに行くことにした。
 1837年創業「パステイス・デ・ベレン」では、ジェロニモス修道院から伝えられたレシピを頑なに守り続けるエッグタルトを出来立てで食べることができる。


 おいし〜い!
 甘さ控えめで周りはさっくり、中はとろ〜んとしたクリーム。粉砂糖とシナモンをお好みでかけて頂きました。
 結構歩いて疲れて来ていた我らには、もう、たまりません!
 チビ助も、大満足!
 元気いっぱい、修道院へ。

 「ジェロニモス修道院」は、エンリケ航海王子とヴァスコ・ダ・ガマの偉業を称えマヌエル1世が1502年に着工したもの。

 
 ジェロニモ修道院南門の中央には、やはり英雄エンリケ航海王子の像が飾られていた。

 中庭

 
 サンタ・マリア教会。
 天に延びる木々のような柱は、スペインで見たサクラダファミリアの柱を思い出させたが、こちらは森では無くヤシの木を模したそう。
 ここには、ガマとポルトガルの詩人カモンイスの棺が置かれている。

 昨日の遅れを取り戻すように朝から動く我々、天気も良いし、気分も晴れやか。
 ベレン地区を後にした。
 
 

 

Lisbon

  • 2016.03.31 Thursday
  • 23:05
 朝5時半に家を出発し、スタンステッド空港から一路、ポルトガル、リスボンへ。
 早くから取っていたLCCなので安かったけれど、空港までは遠いし、おまけに2時間も遅れて飛んだ。荷物を追加したら、なんと人より荷物代の方が高くてびっくり。相対的に見たら安いのか安くないのか、良く分からない??

 すっかり予定より遅れて到着したポルトガルだが、一度ホテルに入ってから、気を取り直し観光へ出かける。
 空港で「リスボンカード」を72時間分GET! これで、地下鉄やケーブルカー、電車、美術館や観光名所へすんなり入ることができる。
 まずは腹ごしらえと、2014年にリニューアルしたリベイラ市場、ポルトガル料理からお寿司まで有名店が立ち並ぶフードコートへ向かった。
 夫は美味しそうな生ハムにビール、お魚好きの息子は干しダラの天ぷら、私はポルトガル伝統料理に挑戦!


 タラのグリルとおイモとアスパラの卵とじ。

 ふーーむ、ポルトガル料理ってこんな感じなのかぁ。
 インパクトのある料理では無かったけれど、なんだか毎日食べれそうな、家庭的で素朴な味だった。

 元気を取り戻した我々は、次に向かったのはバイシャ地区にある「サンタ・ジュスタのエレベーター」。
 20世紀初頭に建築された高さ45メートルのエレベーターは、地上から頂上にある展望台まで、休むことなく観光客を運んでいる。



 展望台からは、リスボンのへそ「ロシオ広場」を始め、オレンジ色の屋根が連なる街並みが一望できた。

  
 私と息子は、展望台の4辺を動きまわり、景色を堪能したのだが、夫は何故か展望台の真ん中で一人座り込み、
「気を付けろー、落ちるぞー!」
 と金切り声をあげ、景色を楽しむ余裕は無い。
 あんなに険しい山を登っていたのに、ここでこれほど怖がる理由が全く分からないが、彼の様子を見ているだけで結構面白かった。

 朝5時起きのチビ助は、もう眠くて限界に近付き、夫におんぶされてホテルに戻った。
 6歳になる息子を担ぐ夫に、後ろからついて行きながら、「あー、もう、おんぶも限界だなぁ」と感じる。
 1歳に満たない頃からチビ助を担ぎ、どれほど山に登ったことだろう。もうこの二人の後ろ姿も見納めかもなぁ。
 ちょっと、寂しい気がした。
 

 

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