Firenze

  • 2018.01.14 Sunday
  • 23:29

 ロンドンで生活するようになって、とても幸せなことに、離れて暮らす妹によく会えるようになった。

 この3年で、日本で4回、ロンドンで3回、ローマで4回、毎年のスキーで3回とお互い機会を見つけては、再会を楽しんでいた。

 妹がイタリアで生活を始めてから、そろそろ20年。

 当時は、国際電話の通話料が信じられない程に高額で、そう度々電話することもできない。

 パソコンの出始めで、互いにメールをやりとりするようになったけれど、妹のパソコンでは日本語で入力することも、日本語も読み取ることもできないので、ローマ字打ちだった。

 本当に読みずらいメールだったけれど、頻繁にやり取りができることが嬉しかったなぁ。

 

 今はパソコンは当たり前、携帯ですべて賄えてしまう。

 テレビ電話も無料だもん、この便利さってスゴイ!

 会えなくても、顔を見て話せるから、距離を感じさせない。

 

 だけど、距離を感じないのと、実際、距離が近くなるということは、大きな違いがある。

 直接会える、直接触れる、同じ空間に一緒にいるということの温かさ。

 日本に帰る日が近くなるにつれて、この温かさから、少し離れることが、とても寂しい。

 

 2週間前にブルガリアで一緒に過ごしたばかりだが、今日は妹家族と、フィレンツェで合流する予定だ。

 帰国前、最後の再会になる。

 ボローニャから汽車で30分、一足さきにフィレンツェに入った我ら、まずはドゥオーモ広場へ。

 

 

 目の前の八角形の建物が「天国の扉」で有名なッ洗礼堂。

 その向こうに花の聖母教会ドゥオーモが並ぶ。

 その美しさに、広場に足を踏み入れるなり「おーーー♡」と声をあげる。

 

 

 白、ピンク、緑の大理石の幾何学模様の大聖堂。

 本当にキレイ、wonderful!!

   それもそのはず、当時の華やかなフィレンツェに相応しいように「できる限り荘厳に、かつ豪勢に」と1296年から172年もかけて、建設されたのだ。

 日曜日は午後からしか入れないので、今は外側からだけ。

 クーポラも、ガイド付きのツアーを前もって予約した人しか、今日は登れないそう。残念だ。

 

 

 ジョット設計の鐘楼は、高さ85m。

 414段の階段を上って、テラスへ出られるのだが、夫の足の痛みが酷く、これもまた外からだけ。

 あちゃーー!

 

 

 こちらは、シニョリーア広場。

 後ろに94mの塔を持つ、かつてのフィレンツェ共和国政庁舎「ヴェッキオ宮」。

 

 

 入り口にはミケランジェロ作「デヴィデ像」のレプリカが左側に。

 

 入ってすぐの中庭には、イルカを抱くキューピットの噴水がある。

 

 

 階段を上り二階へ。

 

 

 こちらが「五百人広場」

 当時は会議場だった場所で、絵画やミケランジェロの「勝利」などが飾られている。

 

 

 宮殿の後、向かったのは「ウッフィツィ美術館」。

 ここで、妹家族と待ち合わせだ。

 

 

 オーディオガイドを二人で仲良く聞く二人。可愛いね〜。

 この日を、お互いにとても楽しみにしていた。

 2週間しか経ってないけど、こんなに頻繁に会えるのは、今回が最後ってこと、二人も知っているから、、。

 

 

 こちらの美術館には、ルネッサンスの大大パトロンであるメディチ家の美術の財が集まっている。

 ボッティチェッリの絵画がずらりと並び、本とにうっとり。

 下の絵は有名な「プリマベーラ」。

 絵の話は右から左へ流れている。

 並ぶ部屋には「ヴィーナスの誕生」も飾られていた。

 

 

 こちらはカラバッジョの「バッカス」。

 左手前のワインが入ったガラス瓶に、よくよく気を付けてみると、カラバッジョ自身が映っている。

 

 

 美術館は味わう絵がたくさんあって、時間が足りないくらいだ。

 だけど、子供たちは美術館だろうと、どこだろうと、相変わらず二人の世界。

 

 

 ベッキオ橋を眺める二人。

 

 

 食事中も、食べ終わって外に出ても、やっぱり二人の世界。

 

 

 午後になりドゥオーモに入りたかったが、既に長蛇の列。

 残念だが諦めて、フィレンツェ最古の広場サンタクローチェ広場にあるサンタクローチェ教会へ。 

 

 

 教会の中には著名な方々のお墓がたっくさん。

 ミケランジェロ、マキャヴェリ、ロッシーニ、G.ガリレイなど276のお墓がある。

 ミケランジェロのお墓は、現在修復中で、よく見えなかった。

 一つ一つのお墓がそれぞれに美しい。

 歴史上の人としてしか思えなかった方々のお墓の前に立つと、彼らが生きていた時から延びた時間のライン、長い長い線が私の足元まで、繋がっているような気がした。

 

 妹たちがローマに戻る列車の時間だ。

 一緒にタクシーに乗り、駅へ向かう。

 

 ちびっ子たちは、やっぱり泣いちゃったね。

 私も、泣いちゃった。

 

 だけど、3年間でたくさんの素敵な思い出ができたよ。

 宝物♡ ありがとう。

 

 私達姉妹にとっても特別な3年だったけれど、子供たちにとっても特別な3年だった。

 次は、日本でね〜、また、会おうね。

 

 二人が大きくなっても、仲良く繋がっていてほしいな。

 

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